2004年6月20日

6時に起きた、曇り空でしたが爽やかです。7時に朝食を取る、6人揃った。12時にチェックアウトをして荷物を預かって貰う交渉をしてくれた。午前中は自由行動です。Yさんと二人でさっさと出かける。昨日の残りをこなすために。地下鉄でシテ島へ行く。ノートルダム寺院へもう一度行きたいと言うYさんにつき合う。9時半から隣のサン・シャペルへ、シテの古い宮殿の後を見て階段をのぼりそのまま礼拝堂へ、見事なステンドグラスに目を見張る、息をのむ美しさでした。聖書を読んでいないので、詳しく判るすべもないけど、いろいろと物語になっているのはどこも同じなのですが、床から天井まで有るのは初めてです。後から来たIさんは1時間そこに座っていたようです、私たちは30分でそこを出ました。地下鉄にして2駅、泊まっているホテルの川向かいのオルセ美術館へ急ぐ。たいして並ばずに10時半入館できた。ここも2度目なので中を良く知っているので、主に印象画の有る5階を集中して見る。最後に1階のミレーの晩鐘とYさんの好きなアルグレの絵を見てホテルまで橋を渡って帰る、12時ジャストでした。全員集合したところでラストパリのランチとなる、コンチネンタルホテル(5星)へ行く。2年前もここでランチでもと言いながら行かなかった場所です。私たちの泊まったホテルの直ぐ近くで毎日のように前を通っているので、その度に交わした会話がせめてランチでした。旅支度のすごい格好で6人ホテルの前に立つとドアマンが回転ドアを開けてくれました、そのまま、中庭のガーデンレストランへ直行、ラスターを腕に掛けたウエイターが来ました。私の出番です「予約をしていないけど、食べられますか?」と英語で聞いた。ノープロブレムと私たちを5席有る大きなテーブルに案内してくれて、イスを1つ増やしてくれた。その前に、陽の当たる席が良いかと聞かれたが、日陰を選んだ。メニューが来たが、今はやりのビジネスコースランチが良いと言ったら直ぐにそのメニューを持ってきてくれた。前菜は2種類でチョイス、全員ツナのカルバッチョを選ぶ、今考えると、もうひとつは何だったのか思い出せない。メインは魚(サーモン)かミートで魚がふたり、ミート4人となる。念のためミートは何かと聞いたらダックだという、あひるかと思っていたら、係りのウエイターが今日はうさぎです、と言ってきた。ううん、私は初体験です、勿論みんなも初体験です。デザートはアイスクリームかイチゴムースだというので、これは3人・3人となった。最後はコーヒーも出るかと聞いたら勿論と返事が帰ってきた。マグロのスライスしたものが丸く並びその真ん中に野菜がのったカルパッチョは日本人好みでしょう、とても美味しくみな満足でした。サーモンは大きな切り身のムニエルのようです、ミートがなかなか出てこないで、やっと来た時、ウエイターはうさぎがなかなか捕まらなくて、と英語で冗談を言った、やっぱり、とみんな爆笑。うさぎのもも肉は思ったほど癖はなく外側はおいしいと感じたが中の方は味がなかった。デザートはアイスクリームがまんなかで両サイドにワインびたしのケーキの上に焼いた生のアプリコットが乗っていて、私はムースを選んだので隣のYさんの味見をさせてもらったが、なかなかのものでした。ムースは考えていた物とちょっと違って、堅い生クリームの中にいちごが詰まっていて、まわりは酸味のきいたグラッセル・ルージュとイチゴのかざりでした。最後のエスプレソーもご機嫌でした。途中雨がぱらぱらと降り、テーブルを引いたり、戻したり、テントから落ちてくる雨水をワインセラーのバケツで受ける仕草をしたり、ウエイターの動作もおかしくてその都度笑いの絶えない、リッチな気分のランチタイムでした。これで28ユーロはやはり格安と言えるでしょう。4時半出発と決めて小1時間また自由時間となりホテルのまわりを散策、路地の子供のお祭りに遭遇した、顔にペンテイングをした子供達、バザーを仕切る大人達、お祭りはどこも同じです。また雨がぱらついてきて時間となる。

ホテルで車を呼んで貰ってドゴール空港までチップも含めて50ユーロ、日本円で7000円、3人乗るから割安も良いところです。空港ではハプニング続出、まずチケットがないとNさん、トランクに入れたままだという、みんな口を開けたままになってしまった。ずーっとトランクの中だったようです。急いで開けて出てはきたが、もし無かったらどうするのかと、きもを冷やす。時間が有るので私はタックスのキャッシュバックの手続きにMさんにつき合って貰う、今回彼女は買い物が出来無かったが気持ちよくつき合った呉れた。まず「タックス証明」の判子を貰いチェンジの所でキャッシュを貰う、220ユーロの買い物で消費税15%32ユーロですが、手数料を引かれて27ユーロ戻った。これをカードの銀行送金となるとまた送金料を取られるフランスは空港でキャッシュを呉れるが、イギリスは全部銀行送金となり、昨年は結局0となった。団体客が来る前に出来たので、並ばずに済んで良かった。ようやくチェックインとなり中に入る、検査もチェックも厳しい中、やれやれと思ったらパスポート忘れてますよと日本の男性に声を掛けられたのはやっぱりNさん、あ、どーも、と事の重大さに気づかずお礼も言わないNさん、YさんとSさんがあわててお礼を言った。ぼけたかな?とIさんがぽつりと言う。免税店で買い物をしてレジに並んでいたら後に岸恵子がいた、「ここえ来るとついわくわくして買い物がしたくなるの」とマネージャーらしき人に言っていた、そう、みんな一緒なんだと私も嬉しくなった。私もチーズとおみやげのチョコレートを買った。飛行機は来たときと違って古い形のもので座席は小さく、しかも満席でした。チェックインの時私たちの横でひときわ大きなトランクを2個も出した女性、小さな男の子と父親が別れを惜しんでいた親子が私の席の窓側に来た。女性は日本人で日仏の結婚も難しいけれど日本で住むより人間関係は楽だと言った。夕食は日本食でカレーでした、コンチネンタルのランチの写真を見せたら驚いていました、ウサギが大好きで涎が出るとも言っていました、何よりその値段も安いのでびっくりしていました。1時間後にサンクトペテルブルグの上空ですと機長のアナウンスが有り、その時間に後の窓を覗いたが雲に覆われて下は見えなかったが、雲の上に沈む夕日がきれいでした。フランス時間の12時頃私は眠ったようです。

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