2003年6月17日

5時前に起きた、初めて曇りだ。フロントで草加にFAXを頼む、6時頃雨が降ってきたが、食事をして7時半Iさんと外へ出たときはもう上がっていた。Waterrooまで地下鉄に乗り、いよいよユーロスターだ。ホームに行くとまるで飛行機と同じ、そうです、国外に出るんです。荷物のチェック、パスポートで出国の手続き、パスポートの判子が増えて二人とも感激、そう、こんな所まで実に感性が同じなんです。列車は2等だけど、とてもゆったりして乗り心地は満点でした。1時間も走っただろうか、Ashford
international駅で止まった、昨日マークに聞いたトンネルの入り口が近い。10分ぐらい止まった後動き始めた、ビュッヘでコーヒーを飲む。車内は2・2の4人掛け真ん中通路、今回は2等、1等は飛行機と同じように軽食が出るそうです、全席折りたたみのテーブルが付いている。スペインで体験済みです。18両編成で1等は5両有りましたが、時間帯のせいかどうかどの車両も空いていました。やがて昨日バスから見たトンネルの入り口が見えてあっという間に突入した、入り口は小高い丘の上という感じでした。高速艇で40分と聞いていましたが25分で海峡を抜けてフランスに出ていました。フランスの空は雲がいっぱいだがまだ雨は降っていなかった。窓から見える家々の形は当然ロンドンと少々違う、なの花畑が黄色一色、季節は日本より少しずれている。今にも降りそうな雲の下をユーロスターはひた走る、後ろでIさんはグーグー、私は景色を堪能する。2等車だけどクッションはとても良い、フランスに入ってからスピードがアップして耳が痛いガムをかむ。11時29分
Lileeに到着、時差1時間、時計を直す。ホームを出ると近くに古い町リールが見える、歩いても2~3分かな、雨が降ってきた。町の外に新しいユーロスターの駅が出来たという感じで、日本でも新横浜・新大阪の出来た頃を思い出す。先ずは腹ごしらえ、客がいっぱい入っているレストランに入る、みんなテーブルの上に大きな鍋が載っている。覗くとムール貝だった、げえ、あんなにたくさんと思ったが折角だからとムール貝とオムレットを注文して半分ずつ食べた。ふっくらとワインで蒸し煮したムール貝は絶品でした。Iさんの事前の調査を頼りに美術館へ行く、生憎、火・水が休みでした、残念。町を散策、犬と遊ぶ、1時間ほど歩くと旧市街地はほとんど見終わる、大聖堂は修理中でした。1本早いので帰るかと駅に戻ったが、出た後でした。Iさんは相変わらずちょこまかと走り回って写真を撮っていたようだが、私はもっぱら絵はがきを買った、カメラには入りきれないので。みんなが食べているサンドイッチを買う、ついでに買ったアップルタルトはひとりで食べてしまった駅の構内と言ってもユーロスターのですが、警官が5人のチームでパトロールをしている、口輪をはめられたドーベルマンを連れた警官もいる、物々しい感じだ、ユーロスターの看板にカメラを向けると駄目だと言われた、こんな事は初めてだった、そういえば町の中も警官が乗った大きな車を何回も見たような気がする、何か有るのかな、旅の空で世間の事が判らない。出国手続きも2重のチェックで厳しさを感じた。ともあれ列車に乗る、向かいのホームにTGVが入って来た。走り始めると窓の外はかなりの雨でした。出発は17.40分でロンドン着は18.40分、これは時差のせいです。ロンドンも雨でしたが、Waterrooで入国してタクシーに乗る、タクシーの利点は町が見えると言うことです、地下鉄は便利だけどもぐらはなんにも見えない、Iさんもおお!おお!とそこここで説明をしてくれる、ダイアナが死んだときみんなが花を置いた場所等々、雨が上がっていたのでまたランカスターゲイト駅近くのレストランに入る、お世話になったお礼に今夜は私の奢りです。さっき買ったサンドイッチもここでしっかり食べた、とてもおいしかった。9時頃ホテルに戻ったがルームメイトのYさんは未だでした、彼女は今日はSさんと一緒だったようです、ちなみにMさんとNさんはウインザー城他のようでした。バスタブにたっぷりお湯を入れて体を休める、髪も洗う、ロンドン最後の夜です。

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