2002年6月14日

1等車に乗る前             ゆったりした車内・メンバー6人

レストランでブイヤベースを食べる    レストランの前のマルセイユビーチ

晴れ、ニースのホテルを8時半、2台のタクシーで駅まで行く。よく解って見れば歩いても10分ぐらいだがなんせ大きなトランクを持ってしかも旅の空だ、1台は13Uと言いもう1台は17Uという、ちと変だが、ま、いいか。SNCF(トレイン)の1等車に乗る、自由席だが、始発なので真ん中の向かい合わせ6人掛けに座る。今日からいよいよレールパスを使う。シートは二人が向かい合わせで4人、通路を挟んで窓側一人ずつ向かい合わせなんです。幅もゆったり、もうみんなで感激、気分は最高。今回のテーマは「列車に乗ろう」なんです。シルバーと団体を組み合わせてかなりの割引が有るらしいです。

ふと見ると隣の2等席でさえ二人、通路、二人の新幹線のグリーン車ってところかな。列車は9時ジャストに動き出した。長年旅行社でツアコンをしていたIさんでさえ、1等車は初体験と云うからおかしい。もっともツアーはバス移動が多いから当然の事かも。ニースの駅に改札口は無い、ホームにも誰もいない、案内はテレビのデイスプレイかアクエル(案内版)か電光掲示板を見ていないと、何番線になるのか、時々と言うより直ぐに平気で変わるらしい。ともあれ、海岸線をマルセイユに向かって出発進行。左は海右は山、快適のひとことです。山が白くて不思議な気持ちになりますが、遠景なので解らない。10時40分予定どうりTOULONツウロン駅に着く、5分ほど停車。ツーロンは「ああ無情」ジャンバルジャンが入った刑務所の有る街です。車窓から見る山の形が実にユニークなのです、石灰岩の山のせいとか、岩肌の形も面白い、日本にはないね、私が知らないだけかも。そうこうしているうちに11時20分マルセイユに着いた、隣のホームにTGVがいた、顔は大したことはない。荷物を運びながら、タクシー乗り場へ。並んでいる間にちょいと外へ出ると駅は高台に有る感じでしたが、海は見えなかった。やっぱりヨウロッパ、車が小さい、大きなトランク3つは車のトランクに乗り切らない、どうするか見ていたら、ゴムベルトを出して止めた。車、車の中をびゅんびゅん飛ばして、ほどなくホテルへ、丁度12時。ホテルは「ホリデイ・イン」大通りの真ん前でした。朝市が両側に賑やかに出ていた、市場大好きのSさんが喜ぶ。チェックインは未だと云うことで1部屋に荷物を全部入れて、いざ!ブイヤベース とホテルを出る。歩こう、と誰かが云った。荷物を部屋に置いてそのまま出てきたから、誰も地図も持っていない。闇雲に朝市と反対へ動き出した。誰かが、「良い風!これは海風よ、向こうが海よ」とどんどん歩き出した。地下鉄の駅がホテルの直ぐ近くにあった。でも暑いんです、シエステで店も閉めているのに、怖い物知らずでどんどん行っちゃうんです。郵便屋さんが居たので聞いた、海はどこ?って聞いて、ええ・・海、海って何だっけ、ラ・メールって歌が有るでしょう。そうか、ラ・メールねえ、「エクスキューズモア・う・ら・めーる?」と聞いた

「まっすぐ行って右だ」まさか、こんなフランス語が解るわけは無い、ゼスチャーです。ずいぶん乱暴な話だがとにかく信じて歩いた、今度は女性に聞いた。「・・・・ブス・・ナインチーン」19は解るがなんのことだか、そのうちに19と書いたバスが通り過ぎた。「あれだ」走るはしる、止まったバスのドライバーに「ウ・ラ メール」と聞いたら、向こうの乗り場でこのバスに乗れと言う。歩いていけるかと英語で聞いたら、ノンと首を振った。誰だ、この風はうみかぜだなんて行った人は フン。

交差点の向こう側にバス停が有った、進行方向は確かに右手、6人で乗る、チケットは6人だと割引が有った、4人から少しずつ安くなる、しかも、1時間以内は何度でも乗れる、地下鉄とも共有です。5つほどバス停を過ぎたところでビーチとなった。うーん、目的地では無かった。もう一度バスに乗る、リゾート地に向かう。るるぶに出ていたレストランを見掛けて降りる、やっと、ブイヤベースだ、もう2時を過ぎている。白い砂浜と青い海の見えるレストランでようやく落ち着く。先ずスープが出てくる、テレビで見たのと同じだった。ちょっと高級なレストランでした、スープは美味しかったが魚の量が多すぎ、あじはモワイエン。5時過ぎまたバスに乗ってホテルに帰る。チェックインして部屋にはいったが、水を求めてまた外へ。スーパーが近くに無いのは朝市が毎日立つからです、朝市は12時過ぎに閉店です。ホテルで教えて貰って歩くがこれまた大変、結局さっきのバス停にほど近いところでした。バスで2駅、地下鉄1駅といったところです。大きなスーパーでなんでも有る、果物が馬鹿安、日本では一寸見ないメロンが有る、バンテミールの市場でも見たし、ニースの花市でも見た不思議な色をしたメロンを買う、1個300円弱かな。水も大きなボトル1.5Lを4本買い込む、4本で2.2U、ホテルで買うと300MLで3Uです。今日は日差しが強いというのに水無しで歩き回って、危うく熱射病になりそうでした。まだまだ涼しいと聞いていたのに連日の真夏日に驚く、海ではみんな泳いでいるんだから、暑くて当たり前なんですが。帰りはバスでホテルに帰る、この道を2度も歩いたなんて信じられない。冷蔵庫にメロンを冷やしてシャワーの後スーパーで買った夕食をルームメイトと二人で食べる、メロンが美味しいのなんの、皮がぺらぺらになるまで甘くておいしくて大感激、大満足夜は9時過ぎようやく日が落ちた。万歩計は17500歩。くたくた。

タイトルとURLをコピーしました