5時に目が覚める、外は雨。バスタブにゆっくりつかり、髪も洗う。おいしいパンとまずいコーヒーで朝食、今日はウイーンに向けてバスで移動。トランクを出して出発までの一時カードで小物入れになったハンガリヤ人形を買う。CNNニュースで見たがウイーンも今日は20度ぐらいとか、ちょっと寒いですよといってガイドさんとお別れ。8時半ホテルを後にする、ドナウ河沿いにブダペストを離れ、未だハンガリーの中のセンテンドレに着いた。途中、事故があったようで(車が火を噴いていた)渋滞したが、ローマ時代(BC1~9)の街跡の遺跡が発掘された場所だったのはラッキーと言うべきか、掘り出された壁が続いていた。センテンドレはギリシャ聖教時代の芸術の街と言われている、アーチストがたくさんいるというが今はお土産品のまちになっていた。街の中央に有るロータリー、映画に出てくるワンシーンを思い出す。街のトイレでお金が無い、Sさんに恵んで貰う、次はやっぱり自分で換えよう。ブダペストではとうとうフォリントを手にしたことがないまま、Nさんに2500円支払う。1時間ほど走ってエステルゴムへ着く。バスの中から大きな大聖堂が見えた、19世紀に再現されたようです。フォリント使用最後の街、教会のしたがレストラン、ビール・ワインを作っていたところのようです。カイザービール小400フォリント(200円)はとてもおいしかったが、その後ドームに登れなかったのは、ビールの所為だけではなく時間も足りなかった。バスは国境まで2時間、のどかな田舎道を走った。4時に国境に着いた。簡単なゲートが有るだけだったが、パスポートをハンガリー側でハンコを押す、バスは動かない、隣のボックスで今度はウイーンの入国の判を押してOK。3年後にはハンガリーもユーローに入ると言うからそうしたらもうすいすいだね。両替所が有った、今度は今までより物価が高いと言うことで1万円換えた。1180シリング有った。1シリングが8.5円。おおざっぱに価格に0をつけて一割強を引けばよい。森のウイーンと呼ばれるにふさわしくバスからそこここに森の広がりが見えた。ドナウ河に沿ってアウトバーンの高速をバスはひた走る。コンチネンタルが正面に見えるリングの外側にあるヒルトンが最後のホテルとなる。市内のビアガーデンで夕食、席に着いたが7席足りないと添乗員が慌てている。スープが出てきた、レバの団子入り、確かバスの中でメニューはサラダとサーモンにデザートはクレープアイスと聞いていたが、変だと思いつつみんなは食べてしまった。さすが生ビールがおいしい。私のビールをどれどれと一口ずつ飲まれてグラスが空っぽで戻ってきた。もういっぱい注文する。なんだか騒がしいと思ったら、もう一組の団体と間違えて座らせたようです。当方の所為ではないと添乗員ががんばる。何しろ昼も鶏肉だったから、ここでまたというわけにはいかないと、頑張ってくれたお陰で、スープはおまけとなったらしい。ビールは29シリング、2はいで約500円、国境近くの小銭のやりとりもこれでちゃら。夏至ということもあって9時過ぎホテルに帰ったが、腹ごなしにその辺を歩いた未だ明るい。店は8時クローズだったが、かっこいいパンツを見つけた。警官に取り囲まれてデモ隊が行列していた。連泊なので洗濯をする。
2001年6月21日
