晴れ、いよいよ旅の最終日です。出発はいつものとうり8時です。洗濯物とおみやげは段ボールの箱を買って詰め、いち早くホテルから宅急便で出す。荷物はほんの手回り品になった、問題の杖も一緒に入れた。高知城、大手門など見て近くのはりまや橋(脇道に赤い橋が架けられているが実際の橋は新しく作られたいた)を横目に桂浜へとバスは走る。市内は路面電車が走っていた、世界の古い電車(イタリヤ・スペイン他)を500万で買って、軌道の為の修復やら運賃を計算すると2500万円になるそうです。はりまや橋で交差する2路線だそうです。桂浜で坂本龍馬の銅像と対面、海軍との関係で戦時中の供出は室戸岬に立つ中岡慎太郎(陸軍)と共に免れたようでした、納得、不思議に思っていたことが解消されました。姪の証言に寄ると似ていないと言うことですが、写真に似ているように思った。何を思ったのか栄ちゃんは桂浜の砂を袋に詰めて貝まで買っていた。小高いところに有る龍馬の銅像まで階段が80段近く有ると言ったが、なんの、金比羅さんの事を考えれば平気でした、足もすっかり良くなっていました。桂浜を離れて国道を走り、バスは一路室戸岬を目指して海岸線を走る。土佐市の隣は南国市、四国山地を背に高知一の平野で雨量は年間100日とか、しかもスコールのような雨だそうです。二期作の本場で3月中旬には田植えが始まるようですが、減反の今二期作は無い、その分高価な野菜作りが盛んでリッチな家が多いそうです。雨が多いので屋根は2段に有り、壁にも雨水がしみない工夫が有った。走る国道55号線沿いに安芸市(阪神タイガースのキャンプ地)が有り、今日はまさにオリックスとのオープン戦が有るとか、25000人が来ていて少々渋滞気味でした。さすがに阪神ファンが多いそうです。室戸市に入ったとき歩き巡礼さんを見た。灯台は山を登らなければ見えなかったし、道も有ったが時間が足りないとか、車窓から中岡慎太郎の銅像を見て室戸岬の最先端でバスを降りる。道中ハプニングがあり時間は短縮されてしまって、トイレ休憩だったが、善ちゃんは必死で中岡慎太郎の銅像まで戻り写真を撮ったそうです。丘の上のレストラン「遊々NASA」で昼食、その後薬王寺へ。88カ所参りの23番寺「薬王寺」にお参りをした。これまた42,60(還暦)の厄よけと、階段は100段以上有ったけれど、やっぱりすんなり上った。若い男の子が1円玉を階段に1枚ずつ撒きながら上っていた。階段は1円玉でいっぱい、踏んではいけないと言うけど一面にばらまかれているので避けるのが大変でした。途中ダルメシアンを連れた人が居た、最近テレビのコマーシャルに出ているが生は初めて、さわっても良いかと聞いたら「いいですよ」と二つ返事、私は嬉しくてしばらくワンちゃんと遊んだ。下まで降りてきたらまた居たので、再会とばかりまたさわった。お遍路バスが隣にいて白装束の人がたくさん居た。そう言えば中学以来の友人の今年の年賀状は夫婦揃って白装束の写真入りでした。海岸線とお別れしてバスは山道を走り、徳島へ急ぐ。市内に大きな病院が無いので、開業医は患者獲得の為に大きな看板を立てるようで道路脇の医者の看板が多いそうです。徳島空港を通貨、鳴門公園で降りて鳴門の渦を見るが、今日は大潮ではないので小さい渦がそれでも見えた。大塚製薬の本拠地、400億で作ったという美術館が有ったが、今回は前を通るだけ。市六会同窓会で明石から淡路島を見たが、今回は徳島から淡路島を見た。ウルメイワシとちくわを買ってバスに乗る。空港には阿波踊りのモニュメントが有った、そうだ、私も五年ほど阿波踊りにはまったっけ、荷物を機内に預け夕食は名物だというたらいうどんを食べた。7時30分徳島離陸、8時30分羽田着、我が家には10時に着いた。四国一周の旅でした。
2004年2月28日
