シャンゼリゼ通り ベルサイユ宮殿
凱旋門
晴れ、朝からピーカンです。9時出発でベルサイユ宮殿へ、今日は団体が入ってバスはほぼ満席、リタイヤのカップルが多い。ダイアナ妃がパパラッチに追いかけられたという地下道を通る、事故の傷跡は修復しないでそのまま残して有る、これも観光の目玉にするのかと思ったが、いましめと善意に解釈しよう。ブローニュの森を抜けて高速道路を走る、料金所は無いからフリーですね、一つ目の出口を出るともうベルサイユでした、ガイドさんは25年パリに住む男性でしたが、話も上手で楽しいガイドをしてくれた。夏休みに入っていて国内の子供達もたくさん来ていたが、これは個人では入りにくいと云われたわけも納得、5分刻みで団体が入場する、ガイドさんと離れないように付いて行く。約1時間、ルイ13世から16世までの栄華を誇ったベルサイユを見てトイレ休憩はやはり免税店でした。Mさんはまた衝動買いをしている、店の前で同じバスの人と話す、もく友はいつものこと、名古屋から来たらしい、歩いていて持っていたカバンのファスナーを開けられてびくりしたという、よそみをしていたら何か取られたかも知れないと、しっかりファスナーの取っ手を握っていた。元の道は渋滞しているとかで凱旋門の方へ出た、降ろして欲しいと云う人を降ろし出発地のミューで降りる、免税店までみんなにつき合って貰って不良品の取り替えをして昼食となる、昨日の店でおにぎりを食べたいというNさん、もう勘弁してと断る。もうすぐ帰るんだからとレストランを探す、美味しそうなタルトの出ている店の奥で昼食となるアンチョビのサラダとパンとコーヒーにタルトが付いて11,5E、サラダは大きな皿に5種類ほどの野菜が載っていた、アンチョビの塩気が程良く、きいちごのタルトも絶品でした。中に入れるというのでオペラ座へ行ったが長蛇の列、2時過ぎのかんかん照りの中何時入れるか解らない、諦めてオルセー美術館に向かう、地下鉄を1回乗り継いで行って見るとすんなり入れた、うそみたい、中も空いていた。万博の時に出来た鉄道の駅、そのまま美術館として活用している。いろいろ有るがお目当ては印象派の画家の絵がもうもう大バーゲンのようです、そんなに絵に詳しくもないし、特別に好きな絵が有るわけでは無い、ごくごくミーハー的に知っている程度ですが、これだけ見せられるとさすがフランスとうなりたい、{゜o゜}"。ドガ・ゴーギャン・ロートレック・マネ・モネ・セザンヌ・ゴッホ・ルノワール・等々しかも1枚や2枚じゃない、1部屋全部モネとかそんな感じでげっぷが出るほど堪能した。スペインのピカソ美術館でやはりそんな風な感じ方をしたことが有るのを思い出した。屋上まで上がってセーヌ河を見ていたら目の前にホテルブライトンが有った、ホテルからは公園の木でその向こうは見えなかったが、反対側の上から見てようやく理解した。セーヌ河にかかる橋を歩いてとりあえずホテルへ6時前に帰る、今夜はみんなで夕食を取るために着替える。レストランは7時から開くがフランス人はだいたい8時頃から夕飯だと聞いていたので7時にホテルを出る。フランスへ来て最後の夜で始めておしゃれしてのデイナーです。みなそれぞれにおしゃれをする、ミューで予約を取った、一人70Eは決して高くは無いが、安くもない。凱旋門のすぐ側のレストランtabeme
Kronenbourgはホテルから歩いて行けばと言われていたがもう、みんなへとへとなのでとりあえず地下鉄に乗る、3つ目ぐらいかな?地下鉄を上がると目の前に凱旋門が有った、今夜は夏至祭、いちばん昼の長い日、日没は10時過ぎと云うことでした。町々で今夜は音楽祭が有る、フランスの印象は?と人に聞かれたら犬の品評会と即座に答えたい程いろんな犬を見た。パリはうんちだらけだから足下にご用心と聞いていたがパリだけではない、フランス中が犬のうんちだらけと云いたい、私の行ったところはみなそうでした。飼い主は素敵な犬を連れてご機嫌で歩いているが決してフンの始末をしない。でも、あらかわいいと声を出すと飼い主が嬉しそうなのは日本と同じです。私は犬猫が好きなので知らない犬でも可愛がってしまう、ネコを見たのはたった3回でした、野良がいないのか、家から出ないのか今でも不思議です。パリに着いてからカメラの異常に気が付く、シャッターが馬鹿になっている、3枚目のスマートメデイアを写真に切り換える。今回デジカメはムービー専門にと考えていたが仕方がない。その辺をぶらぶらして8時に店に入る、素敵なボーイさんがエスコートしてくれた。ビールを飲む人二人、ワインが一人、後は飲めないので水3人。
何でも3種類ほど有るからと聞いていたが4種類のチョイスが出来た、スープ3種類サラダ3種類、メイン3種類とほぼ予定通り注文したが一口ずつ味見をしたりしてまずまずでした。ちなみに私のオーダーは「ジンジャー風味のメロンガスパッチョ・ピーマンシャーベット、ベーコングリルいり」「かさごのポワレ・チョリソ、ドライソーセージ入りの若芽ブレット菜とトマト添え」「グランマルニエ酒風味のアイスクリームパフェ」羊のココット云ってみれば羊のステーキ・後すずきの蒸し焼きとかそれぞれが美味しかった。「ウ・トイレ?」とボーイさんに聞いたら、すかさず左手を輪にして地下へ降りる階段口までエスコートしてくれた、後ろでIさんがまたまた吠えた。ざまーみろって、そんなこと言っちゃあいけません。今夜の私はそのために買ったテーラーのパンツスーツ、薄いグレーに白の細い線が入ったもので、インナーはオーストリアで買ったフェンデイー、後でIさんが女優さんかと思ったなんて云ってくれました。後に続けとみなエスコートしてもらってトイレに行く、変ですね、いいんです、こういうことがこの後の1年間の会話の主役になるんです。丁度の量とおいしさも手伝ってみんな大満足、10時過ぎに店を出る、明るくて未だ凱旋門はライトアップしない、上はもう鈴なりのひとひとひとです、上がるのも諦めてまた歩く。Iさんは折りに振れて愚痴をこぼすが私は誰にも喋らない、Iさんなりにストレスも溜まる、私とYさんは転入生だが後は同級生、いろいろあらあね。IさんとSさんは相変わらず列車の旅をしていた、私も行きたかったリヨン・ノルマンデイの漁村、それでもオルセーの話をしたら明日行くと言っていた。明日はもう帰る日だが406便は7時頃のフライトだから3時までパリにいられる。しかし、ホテルは12時チェックアウトなので荷作りはぎりぎりにして、目いっぱい楽しもうと11時ホテルに戻る。さすがに今夜は洗濯をしない。
