2001年6月22日

朝日が出ていて5時半に目が覚める。コーヒーを飲む。ウイーン2日め、最後の一日となる。今日も予定はぎっしり、午前中市内観光で午後は自由行動、夜はコンサートとなっていた。ヒルトンの朝食は今までの中で最低、パンの種類も少ないし料理の品数も少ない。フルーツも野菜も無かった。ヨーグルトとパンとコーヒー・ベーコンで朝食とする、充分か?。9時に出発、ガイドさんは女性でした。気になっていた地図の中のリングと言う言葉は城壁の有った場所に出来た路面電車(トラム)の路線がリング状に成っていると言うこと、輪だから乗った所へまたもどる、山手線のようなものでした。地下鉄も走っていてこれはロンドンに次ぐヨウロッパで2番目に古い地下鉄のようでした。リングの内側は城内と言ったところ、真ん中に王宮が有る。郊外にあるシェーンブルグ宮殿へと急ぐ。中に入る時間が予約制になっているとか、ところてん式の案内でした。640年に渡る王政、ヨウロッパの歴史をかいま見る。ハプスブルグ家の繁栄と最後が其処にあった。市内に戻り免税店で解散、いつもの事ながら良く出来ている。地下鉄に乗ったと自慢する人がいるが、私は限られた時間で地下に潜るのはもったいないと常に思っている。路面なら周りが見える。古い町は街そのものがもう美術館だから、首が痛くなるが、ポイントを絞り込んで点と線ははタクシイを利用する。昼食はザッハトルテの店でウインナコーヒーとザッハトルテ110シリングを注文、約1000円。決めてあったモーツアルトの店を探す。今度はIさんとYさんがはぐれた。Sさんはウイーン3度目と言うことで朝から別行動、夜のコンサートで合流となっていた。やっと見つけてマウスパッドを買う、二人合わせて免税手続きをする。ヨウロッパは消費税が二桁だから戻りは大きい。大聖堂の大きいこと、王宮を探してうろうろする、二度目だというNさんが違う違うと言うので、真裏にいるのに入れない。アールヌーボーの建築物などを見ながら、やっと裏から入り正面へ出た。何年前に来たのかは知らないが、ブツブツと「違う」を連発していた。王宮と言えど市の財産、博物館やら宝物館やら図書館もあるが民間のマンション部分も有ったりする。歩くが一番とリング内を歩く。オペラハウスの前でトラムに乗る。ホテルに帰るが一時間ばかり余裕が有ったので昨夜探訪した所へ買い物に行く。お目当ての店はメンズだったがどうしても欲しかったので、試着をして買った。Mさんも夫の土産と購入した。さくらんぼが1キロ59シリング、ケースに山盛り(600グラム)入ったのを買ってホテルで食べた。シャワーを浴びて着替えた頃IさんとYさんが戻ってきた。Yさんはいつも私のルームメイトです。6人揃ってツアーのメンバーとバスに乗る。先ずは夕食、運転手が間違えてすごいレストランに案内した。みんなどきどきするぐらい高級な宮殿のようなレストランでした。なんだか変と添乗員が気づいた、携帯で連絡を取ってまたバスに乗る。下町のレストランでした。やっぱりね、がっかり・・・でもかつれつはおいしかった。コンサートは毎日有って、観光のメインになっている。客の人数が多くて市民センターの会場だったが少ない時はシェーンブルグ宮殿になるらしい。椅子をかぞえたら500近くあった、席は前から10列目のA席でしたが、飲み物は付いていなかった。モーツアルトが8曲で(含むアリア・バレー)1部が終わって休憩20分・後半はヨハン・シュートラス8曲、やはりアリア・バレーがついた。狭い場所でバレーは一寸雑だったが、シュウトラスの青きドナウ河は、ドナウ河を延々と走り続けてから聞いたので「うーん」とうなずいてしまった。後で聞いた話に寄ると、決してきれいでは無いあの水の色が「恋人と見ると青く澄んで見えるそうな」、11時に終わる。シンフォニーのメンバーは18人、一人日本の女性がいた。毎日毎日万歩計は16000前後有った。バスタブで疲れを取り1時ベッドイン。

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